生理用品と古書の雑記

むかしの女性はどうしてた?古雑誌でたどる月経帯からアンネナプキンまで
フランスとベトナムの生理用品

今月11日は、55年前の1961年に発売された

アンネナプキンの記念日です。

だからというわけではありませんが、この度海外の生理用品を

手に入れることができたので少し書き留めておきます。

 

これは現在ベトナムとフランスで販売されている生理用ナプキンです。

(元ユック舎編集者、現Me too編集長はくの様よりご恵投賜りました)

 

こちらはベトナムの生理用ナプキンDiana。

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Dianaダイアナというユニ・チャームのナプキン、ソフィです。

ソフィは海外でも商品名をソフィとしていることが多いですが、

ベトナムのこれはDiana、ちなみに台湾では蘇菲です。

 

ソフィの海外での発売は1993年に台湾、95年タイ、97年中国、

98年インドネシア、2005年韓国、07年サウジアラビア、

10年インド、エジプト、ベトナム、13年ミャンマーと続いています。

このダイアナは2010年8月25日、ユニ・チャームがベトナムで

生理用品・紙おむつなどの大手であるDianaの95パーセントの

株式取得をしたことによります。

ベトナムではソフィではなくDianaという名称にしたのは、

大手メーカーでその名前が浸透していたと考えられるためでしょうか。

 

ソフィでは海外でのCSR活動としてインドでの初潮教育を行っていて、

サイトには

 

「生理について、身体面、衛生面の正しい知識や、

生理用品の使用方法を伝え、知っていただくことで、

女性の就学機会の向上や社会進出を応援しています。」

 

CSR活動農村から都市へ広がる初潮教育(インド)より引用

http://www.sofy.jp/about/csr_005.html

 

と書かれています。

インドの都市部では生理用品を使う習慣が浸透しつつある

とのことですが、

農村部では生理用品の存在を知らない女性も多く、

月経時の対処法は外出を控えることだといいます。

 

もうひとつ、こちらはフランスのナプキンNana。

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このナプキンの名称がストレートにそれを指しているのかどうかは

分かりませんが、

ナナというのは辞書で調べたらフランス語で女の子(娘、若い女)という意味でした。

 

ナナのサイトhttp://www.nana.fr/には

テレビCMでしょうか動画があるので見たところ、

随分具体的だけどそこまで説明が要るのとか、ここまでしないと

親切な説明と受け取ってもらえないのかなど少し刺激を受けました。

 

私は古い雑誌など

(明治・大正・昭和の雑誌の月経帯広告や処置法に関する記事)

を好んでみているからといって、

自分が殊更に古めかしい人間だとは思いませんが、

この動画には、便座に腰かけナプキンの羽根を広げて、

下ろしたひざの位置で待っているショーツに付ける事を

伝えるシーンがあったり、

立体的に描かれた透明のボディに装着した状態を

360度可視化している映像があったりして、

そこが私にとってのプチ衝撃ポイントでした。

イラストや写真や文字とは違って動画はダイレクトに届きますね。

ナナの動画はこちらです。

http://www.nana.fr/nos-produits/securefit/

 

ですが、Nanaの動画にちょっと刺激を受けたとは言っても、

この安全帯という明治時代の月経帯広告を初めて目にした時の

衝撃に比べたら如何程でもありません。

安全帯『婦人世界』1912(明治45)年 第7巻第2号より

 

安全帯『婦人世界』1910(明治43)年 5巻第3号より

 

明治時代では月経帯ってなあに?と言う方にも

分かりやすく伝えることが重要だったと考えられるので、

ストレートにその形を見せたり、

装着図を示す必要があったがためのこのインパクトです。

 

この度頂戴したベトナムとフランスのナプキンは、

どちらも一般的なお店で販売されているとのこと。

二つのパッケージを眺めてみて思うことは、

ユニ・チャームダイアナの方は、33センチの夜用だからでしょうか、

白地にブルーで女性のシルエットが

描かれていて落ち着いた感じがします。

ですが、パッケージの端にある富士山と桜の絵をみると、

このナプキンはベトナム土産ながら

日本土産のような気がしてしまいます。

ベトナムではこういう図柄が好まれるのでしょうか。

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ナナの方はオレンジにネイビーとピンクという色使いで、

普段私が行くような地元のドラッグストアやスーパーマーケットでは

見かけないタイプです。

このような配色がフランスのサニタリーグッズでは

一般的なのかどうか分かりませんが、

中身の個包装にも外側のパッケージと同じく

鮮やかなプリントが施されていました。

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以上、アンネナプキンのアニバーサリーにちなんで

海外の生理用品についてでした。

 

◆参考

ソフィ>ソフィの想い>ソフィの歴史
http://www.sofy.jp/about/history.html

ソフィ>ソフィの想い>CSR活動
http://www.sofy.jp/about/csr.html

ユニ・チャーム ベトナム Diana JSC の 95.0%株式取得について
www.unicharm.co.jp/ir/pdfs/news/20110825_02.pdf

ベトナムニュース>ユニ・チャーム、地場紙おむつ大手を買収

http://www.viet-jo.com/news/nikkei/110825070224.html

Nana
http://www.nana.fr/

クラウン仏和辞典

 

◆むかしの女性はどうしてた?女性雑誌の生理用品広告集

http://nunonapu.chu.jp/naplog/

 

世界の生理用品 23:50 -
ニュージーランドの生理用品事情
GEKKAN NZ(月刊ニュージー)という、
ニュージーランド在住の日本人向け雑誌
4月号にて布ナプキン特集の企画があり協力致しました。
「Feature2 布ナプキンのススメ」(34-36ページ)
http://www.gekkannz.net/gekkannz/latest_gekkannz/



編集者さんとのやり取りの中で(ちゃっかりと)現地の生理用品事情を
教えて頂きましたので、ここに書き留めて置きます。

私はオーストラリア製やカナダ、米国製の布ナプキンを
随分前から(2000年頃から)使っているので、なんとなく勝手な想像で、
ニュージーランドでも布ナプキンはメジャーなのだろうと思っていました。

ところが、違うんですね。

まず、生理用品の種類の多さからして、
軽い日用、普通の日用、 多い日用、夜用、多い日の夜用など、
大雑把な私からすると
ホントにこんなに一度の生理期間で使い分けられるの!?と
思ってしまうほど
細かなニーズに対応している日本とは異なるそうです。

あてるかつめるかという処置法選択比率も
タンポンユーザーの方が多い点で違いがあるし、
その詰める処置法を選択する人の中には、
ここ数年通販サイトでみかけるようになった
繰り返し使えるmenstrual cup(月経カップ)ユーザーも
含まれています。

布ナプキンに関しては、
ニュージーランド製のGumdrops Designsや、
米国のPink Daisy、Cozy Folk
というものが現地では市販されているのですが、
布ナプキンというワードに首をかしげる人が多いという認知度だそうです。

先述した私の思い込み
「ニュージーランドでも布ナプキンはメジャーなのだろう」は
健康とオーガニック(実際にオーガニックでなくとも)な事柄が
結びつくことを彷彿とさせるモノについては、
きっと日本よりニュージーランドの方が進んでいると思っていたからです。
愛用者の多いタンポンもオーガニックタンポンが人気だといいます。

この度お世話になったGEKKAN NZの編集者さんの布ナプキンに関する予想は、
ニュージーランドはオーガニックやフリーレンジの食品、健康への関心が高いことから、
今後は布ナプキンの認知も進むのではないかとのことです。
 
世界の生理用品 16:07 -
台湾の生理用品
先日台湾の方と知り合う機会があり(布ナプキンのことでメールを頂戴した)、
『布ナプキンはじめてBook  生理をここちよく』(泉書房)をご覧になりたい
と仰るので差し上げたところ、お礼をしたいとお申し出下さりそれならば!
とお願いしたのがこちら、台湾の生理用品の数々です。
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一般的なお店でよく売られている台湾で入手しやすい
ごく普通の使い捨て生理用品を、という希望を添えて
お願いしたところこのような生理用品が届きました。

これらはごく普通のドラッグストアにて入手したとのこと。
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こちらは、康乃聲Carnationという使い捨てナプキンで、
抗菌を謳ったものです。パッケージの裏には、
”健康御守・安心御守・美人御守”とあります。
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続いてこちらは漢方入りの使い捨てナプキンです。
製造はハングルで書かれている方が韓国、もう一方は中国です。
パッケージを開けて香りを嗅いでみた限りでは、
さほど漢方薬のようなにおいはしないのですが、
水色のパッケージの方はハーブの芳香剤のような香りが少しします。
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続いては、箱がキラキラしているキラキラタンポンと、
コーテックスのライナーです。
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台湾でも日本と同じくタンポンユーザーは少ないそうです。
余談ですが、
コーテックスはアメリカのキンバリークラーク社の製品で、
あのアンネナプキンのデビュー時のキャッチコピー
「40年間お待たせしました!」の40年前を指す使い捨てナプキンは、
キンバリークラーク社のコーテックスのことです。

製品の機能には関係ないことですが、
ちょっと便利かもしれないと思ったのがパッケージのシール止めです。
漢方入りナプキンと康乃聲はこのようなシールの蓋になっています。
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ただし、中身が減るとシールが留めにくいのでは?と思います・・・。

この度、これら数々の台湾の生理用品をご恵投下さったのは、
中学校の先生と有機栽培とその加工品製造販売をしている方たちで、
彼女たちは布ナプキンのことを伝える会を催しているとのことです。
私は日頃他国のこうした日用品を手にすることがないので、
一冊の本を巡って得ることの出来たよい機会となりました。

 
世界の生理用品 15:36 -
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